今年の夏は、ほんっとうに暑かった!・・・
ようやく過去形にできるくらい、涼しくなってきましたね。
広島城北高校サッカー部は、選手権二次リーグに向けたトレーニングの真っ最中です。
夏休みの最後に強豪・銀河学院に競り勝って二次リーグ行きの切符を手に入れた瞬間は、去年同じ経験をした時とはまた違う、大きな感動と達成感を感じることができました。
もちろん選手達はいつもグラウンドで100%の力を出すために、最大限の努力をしています。
それはゲームでピッチに立つ11人だけでなく、サブや登録メンバーに入っていない選手も含めて全員に共通して言えることです。
夏休みの合宿で、最高にうれしい時間がありました。
高校生チームが合宿を張っている芝生のグラウンドから少し離れた別の場所で、同じく合宿中だった城北中学校監督の大下先生からトレーニングマッチの依頼がきました。
高校生チームからはBチームが対戦のためグラウンドに向かったのですが、引率した自分には一抹の不安がよぎりました。・・・
芝生のグラウンドで練習できるのに、わざわざ土のグラウンドに行って中学生と試合する、宮本先生は不在、選手のモチベーションは大丈夫なんだろうか・・・。
心配は杞憂に終わりました。
中学生といえども、3年生ともなればみなテクニックもあり、身体も高校生にほとんど見劣りしない選手もたくさんいます。
試合は押され気味の展開でしたが、高校生たちは非常に気持ちのこもったプレーを見せてくれました。
2年生を中心に、失点しても腐らず声を出し続け、得点したときにはみんなで喜びを爆発させました。
Aチーム以上にひたむきにファイトしている選手たちを見て、あらためて我々が進んできた道のり、本当の意味でみんなで頑張ってきた日々が間違いではなかったことを確認できたのです。
広島城北高校サッカー部が今の位置にいる事実は、ここ1、2年間の選手達だけで残せた結果ではもちろんありません。
毎年正月三日の初蹴りに集まってくるたくさんのOB達、保護者のみなさん、そしてスタッフ、サッカー部に関わってきたすべての人々の努力と想いの積み重ねが、我々をここまで連れてきてくれたのだと思っています。
チームの活躍に加え、保護者会の応援やOB会の充実、そしてホームページによる情報発信、広島城北サッカークラブはゆっくりですが着実に歩みを進めています。
私は最初のコラムで、クラブを列車に例えました。
保護者やOB(もちろん彼らの保護者も)、そしてサポーター達が乗っている客車はずいぶん長く連なりました。
そして客車を引っ張る機関車、つまり現役チームは年々パワーアップしています。
毎年新たな仲間を迎えながら、機関車広島城北号はこの先ずっと、どこまでも走り続けていけることを確信しています。。。