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〜 OB日記 〜

Vol 6. 広瀬 研一郎

「大学サッカーから得たもの」


 はじめまして、38回生の広瀬 研一郎です。
 このような広島城北サッカー部の”OB日記”の依頼を受け、非常に光栄に思います。

 僕が大学に入学してから3年間、生活は”サッカー”を中心に動いていました。
 入学と同時に大学の体育会サッカー部に入部し、練習、試合、遠征とサッカーに没頭していました。


 ところで、「体育会サッカー部」と聞くと、みなさん何を想像しますか? 
 「週5,6で練習」
 「よく走る」
 「ノリが良い」
 「飲み会激しい」
 「マネージャーがかわいい」

 ですか?

 まさにその通りですね(笑)

 しかし、週5,6で部活するなんて、普通の大学生では考えられないことです。
 将来、プロを目指すわけでもない僕達が、なぜ続けることができたのか?

 なぜなら、部活動を通して、部でしか味わえない楽しさがあり、多くを学ぶことができ、チームメイトがいるからだと思います。
 特に学んだことは、己を高め、己を見つめ直し、将来の社会人生活できっと活かせることができるということでしょう。


 自分がなぜ多くを学ぶことができたかという大きな要因は「監督の不在」が大きいでしょう。
 そうなると、もちろん練習は自分達で考え、試合に臨まなければなりません。
 部には幹部の学年が存在し、幹部を中心に主将が先頭に立って練習していきます。


 主将も練習しなければならないので、練習を客観的に見て指導することはできません。
 どうすれば質の高い練習になるのか、悩みどころです。

 ここで幹部が協力して、練習中、練習の意図を理解できていない下級生に教える。
 また、練習の最後で、皆で円を作って反省するのですが、反省での発言、「こうしよう」「このようにしたらどうか」→「それを練習中に言えばよいのでは」。
 このような流れから、練習中でも「今のプレーこうしたかったんだけど」と話し合いが始まり、練習がストップすることもあります。


 こうして、お互いの意思を確認・主張することにより、共通意識を持った質の高い練習を実現できました。
 こうした話し合いをするためには、ただ練習や試合をこなすだけではできないことだと思います。
 今のプレーはなぜこうしたのか、「一つ一つのプレーに動機付けをする」くらい、一人一人がよく考えることが大切で、「考えるサッカー」という「大学サッカー」のひとつスタイルを体験することができました。


 いろいろあったサッカー生活で、すごく印象に残った事があります。
 僕が幹部のとき、主将が部員、マネージャーに「幹部に対して思うこと」というテーマでレポートを出しました。
 主将が、幹部個人それぞれについて書かれたことを、匿名で別々に集計して見せてくれました。
 内容を見て、目を覆いたくなるようなことばかりでした。

 そこに書いてあったのは、自分の行動に対する後輩からの厳しい意見でした。

 強く感じたのは、「思っている以上に人は自分のことをよく見ている。」ということです。
 自分の短所とする面を的確に見ていて、さらに僕自身で見えていないところも指摘してありました。
 ある人物の名言ですが、「サッカーは人生の鏡である」ということを、身をもって感じさせられました。


 人間というのは自分の嫌なところには目を背けがちです。
 できればそれに向き合いたくないでしょう。
 正直レポートの結果を見たときは非常に辛い思いをしました。
 しかし、言動を改め、少しでも成長することができた自分を後から考えてみると、よい経験であったと思っています。

 これらのこと以外にも考えさせられることは多くありました。
 遅刻や無断欠席への対処、自己中心的なプレーをする選手、試合中の選手交代、メンバーの選定など、監督がいれば解決しやすい問題も、選手間だけでは悩みところです。
 あくまで自分達は学生同士なわけで、強く出たり、上から押え付けるだけでは解決できません。
 自分達で何でも決めることができる「自主性」の代償で、試練でもあります。


 「自分達」ですべて計画・実行して、うまくいったりいかなかったり、時には言い合いも、OBの厳しい意見も、そして苦しい冬の時期、練習を乗り越えた仲間は一生の友です。
 その仲間で臨んだ、”真剣勝負の試合”に勝ったときの喜びはまた格別ではないでしょうか。


 長々と内容の浅い、未熟な内容でしたが、最後まで読んでいただき恐縮します。
 僕が大学生活のほとんどを占めた、”サッカー”から学んだことを、みなさんに少しでも伝えることができたなら幸いです。
 大学生活のスタイルは人それぞれだと思いますが、後輩諸君にはサッカーに限らず、大学「体育会」への入部を勧めたいと思います。
 きっと何かの発見と成長があると思いますよ。


 大学でもサッカーを続けたのは、やはり真剣勝負でのサッカーが好きだった、いえ、大好きだったからだと思います。
 そのような僕にしてくれたのは、”広島城北高校サッカー部”であり、高校サッカー生活から大きな財産をもらいました。
 心技ともにご指導いただいた宮本監督をはじめとし、岩井コーチ、スタッフ、OBの方々、チームメイトや後輩、また活動をサポートしていただいた保護者や関係者の方々に感謝の意を表し、この”OB日記”を終りにしたいと思います。
 どうもありがとうございました。


 P.S. 僕の弟の、広瀬 孝三郎が現在、現役でキャプテンをさせてもらって
   います。関係者の方々に弟のご指導、サポート、またサッカー部の応援
   をお願いしたいと思います。




                     2006年03月04日
                     38回生 主将 広瀬 研一郎

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