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〜 OB日記 〜

Vol 26. 新たな門出

 

 日本。

 あんなに待ち焦がれていたここでの生活に、もうとっくに慣れてしまった。

 ブラジルにいた時、あの頃の気持ちを忘れてしまうのが少し怖い。

 

 

 諸行無常とはよく言うけど、まさにその通りだと思う。

 変わらないものなんて何もなくて、全てのものは音もなく変わっていくものなんだろう。

 自分の気持ちも。

 

 

 それでも、大事なものが色褪せてしまうとしても、やっぱりあの時の気持ちはいつまでも大切にしたい。

 目まぐるしく変わっていく世の中で、溢れる情報や多くの人々の感情に翻弄されながら生きる自分だけど、そんな環境でそんな自分がその時々に感じた点、自分が掘った深い井戸からは、いつでも水を汲み上げられる。

 

 自分で井戸を掘れたなら、コンビニで水を買う必要なんてないんだなあ。

 

 

 

 

 早いもので、帰国してからもう2週間が経ちます。

 広島で約2週間を過ごしてから、現在は大学のある大阪に戻ってきました。

 「久しぶりの日本はどうだ?」って聞かれたら、「最高だ!」って答えますよね。

 そんなの当然です。

 やりたいこと何でもできるんですから。

 

 家族ですき焼き食べて、バイト先の友達と朝まで飲み明かし、美容院にも行ったし、仲間呼んでフットサルもしました。

 母校の職員室で先生達とダラダラしゃべったり、最上段でサッカー部の練習にも参加しました。

 スケートにも行ったし、上司の方に夜の街に連れてってもらい、コタツでみかん食べながらテレビをゆっくり見たりもしたし、iPod 聞きながら自転車こいで、元バイト先でもある広島の新球場マツダスタジアムにも遊びにいきました。

 

 ものすごい楽しかったです。

 でも、何か足りないんです。

 

 多分、僕の本当の幸せは、もう少し先にあるんじゃないかと思います。

 簡単にできることばっかやってても、何か物足りないんです。

 それを欲深いって言うのかもしれないけど、それが僕なんだな、と。

 

 だから、やっぱり上を目指します

 目指すべきものが上にあるなら、今の自分という存在は足りてない状況にいるのが常なわけで、できそうにないことにチャレンジしている過程こそに僕自身の充実感であれ、本当の幸せとやらも隠されているんじゃないかなーと思います。

 もちろん、過程が大事とは言っても目指すべきものはそれを勝ち取るために存在しているんですけどね。

 

 そんな今の僕です。

 

 

 

 

 半年前にこのブログを始めてから、ついに今回の日記が最後となりました。

 ご挨拶は最後にさせていただきますので、早速、信広 翔のブラジル慢遊記最終章にお付き合いください。 (今から始まんの!?とか思っても言わないでくださいね 笑)

 

 

 この半年間に渡るブラジル生活を一言で言うなら何だったんだろう。

 それはまさに、「考える旅」

 全く違う価値観と出会い、相手から見ても全く同じそれをぶつけ合ったり、曲げたり、重ねたり。

 文化だってもちろん違うし、食べ物も、仕事も、遊びも違う。

 そんな中で、今までの常識が全く通用しない社会の中で、僕は常に考えた。

 

 正しさって何なのか。

 豊かさって何なのか。

 幸せって何なのか。

 そして、自分って何なのか。

 

 

 よく就活とかでも、「自分の欠点は、長所になり得る。」って言葉を聞くことがある。

 また、関大のゼミ合宿でふとこんなことも思い、「良い所、悪い所が表裏一体なら、全ての人は良い人でも悪い人でもなく、その人以上でも以下でもなく、変わり続けるその人なのか。」ってノートにメモしてる。

 何が言いたいんかって言うと、「一体どこに向かって走ればいいんや!!」ってこと。

 

 

 サッカーだったら簡単なのに。

 目指すべきものは、ゴールであり、ライバルであり、県ベスト8だった。

 その全ては、「勝つ」っていう単純な目的に一致してる。

 程度の差こそあれ、サッカー部内にはQポンを筆頭に上に向かったベクトルが存在していた。

 皆がそれだから、それが正しいと信じ、それに安心し、それが自分のやりたいことだと疑うこともなく、ただひたすらに走った。前しか見なかった。

 

 

 でも、人生は、社会っていうのはそれだけじゃない。

 人生のワールドカップなんてないんだ。

 誰が世界一とか決められるもんじゃない。

 それは、一人一人が持っているものさしが違うからだ。

 

 勝つことが全てって人もいれば、楽しむことに重点を置いている人もいる。

 自分のやりたいままに旅しながら生きる人もいれば、生まれながらに将来の道が決まっている人もいる。

 そして、貧しい人々の環境に自ら飛び込み活動をする人もいれば、自分の利益を求めてその多大な利益と共に多額の税金を納め、結果として国のODAで貧しい人々を間接的に助けている人々もいる。

 

 何が良くって、何が正しくて、何が豊かで何か幸せなのかなんて、わかるはずなんてない。

 人それぞれ違うんだから。

 

 

 それだったら、やっぱりどこに向かって走ったらいいんだろう。

 いや、そもそも走る必要なんてあるのかな。

 

 ちょっと話がずれたけど、そんな大事なような、どうでもいいようなことばっか考えてた。

 考えて、考えて、考えて、考えて。

 結局誰もが納得できるような答えなんて出なかったけど、同時に一つだけ疑問が湧いた。

 

 

「自分は、どうありたいんや?」

「自分自身が思い描く、夢の自分はどこにいる?」

 

 それで思った。

 これこそが、この疑問こそが、自分の中の答えなんだと。

 

 何かにぶち当たったとき、夢の自分に問いかけること。

 それが、自分のものさし。

 それを測る時に最も大事にすべきなのは、他人ではなく自分の評価。

 なぜならそれが一番正確だから。

 そうやって生きて、自分の納得できる最高の人生を歩んで、最後の最後の自分に一言だけこう言いたい。

 「よくやった」と。

 

 だからこそ今自分がすべきことは、「夢に翔ける」ということ。

 

 

 ここまで来るのに感じた多くの「感謝」。

 ここまで来てようやく得ることができた「誇り」。

 僕が「翔ける」ことを支えてくれてありがとう。

 そして、これからもよろしくお願いします。

 

 

 何年経っても、どんなことがあっても、今のこの気持ちは大事にしたい。

 何年後かの、これからの僕へ。

 「感謝と誇りを胸に・・・夢に翔けろ!!!」

 

 

 

『エームサービス・マツダスタジアム事業所の皆さん』

 ブラジルに半年間も行くことができたのは、エームさんのおかげとも言えます。

 ビールの売り子としても事務所の手伝いとしても、あんなに働かせていただけたこと、本当に感謝しています。

 バイトの皆も。

 あんな短期間だったのに、最高の仲間ができました。

 飲み会も、フットサルも、球技大会もまたやろね!

 ありがとうございました!!


1

 

 

『ピザハット楠木店、ホテルヴィアーレの皆さん』

 空いた時間にちょこちょこ働かせていただきました。

 ほんの僅かな期間だったのに、教育やご指導を始め色々とお世話になりました。

 何度かしたミスも、申し訳ありませんでした・・・

 またご挨拶に伺いますね。

 ありがとうございました!!

 

 

『スタディーツアーに参加してくれた皆さん』

 カボス、そうご、こうへい、ひでお。

 お前らと一緒にカノアで活動できて、本当に楽しかったし、あの時間は本当に充実してました。

 僕にとってのあのツアーは、一緒に学ぶことのできる仲間の大切さを再確認できたものでもありました。

 また一緒にペンキ塗りしたり、森まで焚き火用の薪を拾いに行きましょう (笑)

 ありがとうございました!!


2

 

 

 

『大谷さん、メロン農園の皆さん』

 社長の大谷正敏さん、節子さんを始め、日本からフラりと来た学生を1ヶ月も研修として受け入れてくださって、メロン農園の皆さん本当にありがとうございました。

 ブラジルでの農業経営から人生そのものについても学ばせていただいたこと、ブラジルのプロチーム「Baraunas」の寮に泊まって選手達と一緒にプレーしたことも、ちゃっかりテレビに出たことも一生忘れません。

 大谷さん、ぜひまたお会いしましょう。

 ありがとうございました!!


3

 

 

 

『フォルタレザの皆さん』

 ゆかさん、ワジソンは特に、ブラジルでは本当に毎回のようにお世話になっています。

 日本語教室の生徒達も元気そうで何よりでした。

 次は、ぜひ日本でお会いできたらいいですね。

 ありがとうございました!!


4

 

 

 

『真由美さん』

 真由美さんにはもう言葉が見当たりません・・・

 真由美さんと出会えたこと自体が僕の人生の転機になったと思っています。

 優しくも強く、時には何でも笑い飛ばせる真由美さん、これからもカノアで活動頑張ってください。

 それと、僕の愛しのミリアちゃんとマリンちゃん、またはやく会いたいです (笑)

 ありがとうございました!!


5

 

 

 

『ボランティアのみんな』

 マーク、レイア、さおり、つばさ、ほし。短い期間に、まさかこんなにもボランティアが集まるなんて思っていませんでした。

 その分村に与える影響とかいろいろ考えてちょっと堅苦しく思ったこともみんなはあったのかもしれないけど、僕にととっては本当に勉強にもなったし、何より何か活動をする時に手伝ってくれたりしてエネルギーが大きいことが励みになっていました。

 ドイツにもぜひ遊びに行かせてね!

 ありがとうございました!!


6

 

 

 

『エステーヴァン村のみんな』

 ホジレーニ、ヴィヴィアーニ、ダイアーニ、ハイアーニ、カロリーニ、アチンソン、シキト、トニコ、ドギ、マリエッタ、マリーザ、マリーナ、パトリシア、カシア、ハファエル、ハイッサ、ザジーニャ、バブー・・・

 僕の人生観は、あなた達のおかげで大きく変わることになりました。

 ちっぽけな村で、家族同様に一緒に生活して、毎日笑い転げていた日々が懐かしいです。

 必ずまたいつか戻るから、その時には昔話に花を咲かせましょう。

 魚もラゴスタもカジューも取りに行こう!

 プライアにも、モーホにも行こうね!

 ありがとうございました!!


7

 

 

 

『ブラジリアの皆さん』

 けんさん、みかんさんを始め、大使館で働いてらっしゃる方々、またその奥様方には本当にお世話になりました。

 普段話せないような方と色んなお話をさせていただいて、自分の中で大きな刺激となりました。

 また、皆さんと一緒に笑い死にそうになりながら三文字しりとりをしたことも、汗を流しながらテニスをしたことも、これからの社会のことを話しながらアサイを食べたことも、ブラジリア内を観光したことも、けんさんみかんさん宅でおいしいご飯を食べたことも最高の思い出です。

 ぜひまた日本でお会いしましょうね!

 ありがとうございました!!


8

 

 

『長谷川ゼミの皆さん』

 ブラジルに行くきっかけをくれたのは、紛れもなくこのゼミのおかげです。

 ということは、このゼミも僕の人生を変えてくれたということです。

 本当に大変なゼミで、時々何やってんだろって悩む時もありますが、それでも僕はこのゼミの雰囲気も、ゼミ生も、先生も気に入ってます。

 あ、帰国当日に服もってきてくれたり、わざわざ商学部の食堂まで会いに来てくれたり、夜は一緒に飲みに来てくれてホント楽しかったです。

 ほんで、これからもよろしくお願いします。

 ありがとうございました!!


9

 

 

 

『城北サッカー部スタッフの皆さん』

 宮本先生、きくさん、岩井さん、黒瀬先生、なおさん、そして2月4日に偶々会うことができたハタさん。

 まずはこのブログを僕の誇りである城北のHPにのせていただいたこと、本当に感謝しています。

 自分の言葉を外に発するということは、実はとても恥ずかしくもあり、勇気のいることでもありました。

 僕はこのブログを書くことで、自分の気持ちや考えを整理することができたし、聞いた限りで僕のおばあちゃんとか本当に何人かの人の毎日の楽しみにもなっていたみたいだし、何より誰もが見れるネットという場でこんなに考え方とかこれからに対する思いとかを公表してしまったことで、後に引けなくなりました (笑)

 多分これ読んでる皆さんがコメント控えたくなるのと似てますよ。

 全ての人に公表ってなったら、発言したくてもやっぱ気が引けちゃいますもんね。

 僕もmixiとかやってますけど、同世代や似たり寄ったりの人が集まるあれとは全く違いますよ。

 とにかく、これから先、あのブログ書いてたのが僕ってわかれば、誰かに聞かれるでしょうね。

 今どうしてんのって。そんな時に、恥じることないかっこいい自分でありたいと思います。

 そんな、決意もできました。

 話がすこしそれましたが、スタッフの皆さん、日本の頂点目指してがんばってください。

 また最上段に帰ってこれる日を楽しみにしています。

 ありがとうございました!!


10

 

 

 

『城北サッカー部現役の皆さん』

 2月4日が初めましてでしたね。

 ブログ、何人か読んでてくれた子もいてたようで、Qポンが僕を紹介してくれた時に「あー!・・・」って言ってくれた子がいたのが嬉しかったです。

 さて、練習にも参加させてもらいましたね。3対3のゲーム。

 あれに関して言うなら、もっと積極的に上手くなりたいっていうの出していいんじゃないかなって思います。

 あんな練習ブラジルでやったら、確実にケンカになるんですよ。

 「おれがやるおれがやる!!」って。

 

 まあ少し教養に欠ける部分は無きにしも非ずなんですが、それでもそのサッカーに対する貪欲さっていう部分では見習うべきとこがありますよね。

 謙虚さも大事ですが、その場その場で一番大事なことは何か自分で考えてやることが大事なのかと思います。

 それは、ボールに触れていない時だってそうです。

 まあ、少しだけだけど人生の先輩として言いたいことは山ほどあるものです。

 でも、結局それは自分で考えていかないとわかんないんですよね。

 僕が高校の時なんてサッカーしか頭になくて、教卓のまん前の席でパンツ一丁で寝てたこともありました (笑)

 だから一つだけ。

 最上段でも言ったけど、「誇り」を持ってください。

 城北には多くの人、少なくとも僕には、特別な想いがあります。

 僕の核をつくってくれたのは最上段だし、それは一生変わることのない僕の宝でもあります。

 そうやって何年も積み上げられた、歴史の上に今君達現役生がいるんです。

 広島駅で城北サッカー部っぽい子がいたら、必ずといっていいほど目を向けてしまうものなんです。

 「奢り」と「誇り」っていうのは紙一重ですが、皆さんならそれを誇りにこれからも上を目指していってくれると信じています。

 水色と黒の縦縞のユニが国立で闘う姿を夢見て。

 ありがとうございました!!


11

 

 

 

『家族のみんな』

 父さん、母さん、悠、詩織。

 サッカーしかしてなかった高校の時でも、大阪に出て一人暮らししてても、心から家族に会いたいって思うことは正直ありませんでした。

 でも、それを初めてブラジルにいた時に感じました。

 なんだかんだで結局一番頼りになるのも、一番落ち着くのだって、自分の家族以外にはないんですね。

 いつもそれに甘えてるのに、時に煩わしく感じるおれ。

 強がるおれ。

 それは照れ隠しでもあるんだけど、最近「ありがとう。」ってちゃんと目を見て言えるようになりました。

 引越し作業一緒にしてても、「何でここまでしてくれんの?」って思った。

 それと同時に、やっぱり今のおれはまだまだ何もできないガキなんだなって感じた。

 悔しいけど、ありがとう。

 僕はこれから、立派に自立して、父さんや母さんが誇れるような息子になります。

 父さんと母さんがくれた「翔」って名前に恥じないように生きていきます。

 だから、ただ元気に僕の帰りを待っていてください。

 これからも仕事等で大変なこともあるだろうけど、健康には気をつけて。

 面と向かってはまだ言えないし、態度にも出したくないと思う自分はまだまだガキなんですね。

 とにかく、いてくれてありがとう!!

 帰りを待っていてくれてありがとう!!


12

・・・笑

 

 

 

 

 ではでは、短い間でしたがこれまで半年間僕のブログに付き合ってくださった皆さん、ここでお別れです。

 皆さんは、このブログで何を感じていただけたのでしょうか。

 途中からは写真もなくて、下手な文章だけの日記でしたが、辛抱強く最後まで読んでいただけた寛大な皆さんの心に感謝です!!

 言うは易し行うは難しとはよく言いますが、その通りだと思います。

 これからは、今まで自分が感じ考えてきたことを行動していかないといけません。

 

 ということで、いつの日か成長した姿で皆さんと出会えることを楽しみにしています。

 どなたでも、僕に会ったらぜひ話しかけてくださいね。

 それと、ブラジル等に興味ある人はいつでも連絡ください!
 (宮本先生とかスタッフの方に連絡先聞いてくださいね)

 

 

 では!!

 皆さん!!

 チャオ!!!さようなら!!!


13

 

 

2010年02月10日

 


                     

 

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