こんにちは30回生のなおです。
今回は僕がコラムの担当ということでつぶやきにお付き合い下さい。
選手権予選3回戦についてはすでに皆さん結果をご存知かと思います。
スコアは5−0で、結果・内容の両面で幸先よい滑り出しと言えます。
特に相手の庄原実業高校が点差に関わらず最後までキレルことなく厳しい当たりやチェックで応酬してきたのに対し、無失点で乗り切れたことは収穫がありました。
夏休みの練習試合で好成績が続き、「城北の強さは本物だろうか」とは思っていましたが、安定感のあるチームになっていると思います。
ただ、これは僕の私見ですが、点差の割には驚きのあるプレーやセンスを感じさせるプレーがなかったように思います。
グラウンドの外から見ているのと中で感じるプレッシャーは違うのでしょうが、もっと色々できたはずです。
新人戦でベスト8に入り、狙うはベスト4以上という現状は素晴らしいものですが、サッカーの楽しさである相手を欺くプレーや誰も考えつかないようなプレーを選手に期待します。
ポジションがあるのですべての選手がリスクのあるプレーに走るのは問題ですが、技術やフィジカルを高めることによってそのリスクを小さくすることはできるはずです。
「勝ちたい!上に行きたい!」と思うとどうしても手堅いプレーになってしまいがちですが、特に強豪校との試合では普通に戦っていてはよい結果が得られないと考えます。各ポジション・状況に応じた相手の裏をかくプレーが勝利を呼び込むのではないでしょうか。
また、今からそういうプレーを心がけておかないと城北が本当の意味での強豪校になったときに面白みのないチームになってしまうのではないでしょうか。彼らのプレーの積み重ねが城北の文化になっていくのですから。
今後の練習でそういった面をできるだけ具体的に助言していきたいと思います。
2003年9月4日
広島城北高校サッカー部コーチ
猶崎 修平