前回コラムを書いた猶崎コーチと同期の菊一です。
まずは、前回の猶崎コーチから一月以上の期間を空けてしまったことをお詫びします。
申し訳ありませんでした。
広島に帰ってきて、広島城北高校サッカー部のトレーナーとしてスタッフに入れてもらってから、約一年半が過ぎました。
僕は高校生の頃から広島城北高校サッカー部にトレーナーとしてスタッフ入りするのを夢見ていまして、紆余曲折ありましたが、昨年、とりあえずの夢が叶ったという次第です。
ではなぜ、そんなに広島城北高校サッカー部に戻ってきたかったのか。
そう問われると、最上段にはでっかい夢があるからです。
最上段にあるでっかい夢とは。
一言で言えば、戸坂の丘の広島城北学園の最上段にサッカークラブを作りたいという宮本先生の夢です。
クラブを作るといっても、いろいろな意味があると思いますが、端的に言えば、宮本先生の思い描くクラブとは、Vol. 1のコラムにも書いておられたように、現役チームを中心に皆が集うようなクラブ、”おらがクラブ”を応援し、彼らから力をもらえる、そんなクラブを作るということです。
これって、すごく大きくてやりがいのある夢だと思いませんか?
僕にとっては素晴らしい夢に思えました。
その具体的な夢の描き方はいろいろあると思います。
僕自身の中で温め中の夢は、OBや保護者会の方々のチームを作れないだろうか?というものがあります。
OBや保護者会の方々が現役チームを応援するだけではなく、広島城北サッカークラブという看板を背負って、サッカーをする。
勝負事ですから、勝ち負けも大事ですが、広島城北サッカークラブにみんなが集うっていうことが素晴らしいんじゃないかな?そう思ってます。
そんな、みんなが夢を思い描いて、楽しくクラブ活動をできる場所にしたいと思っています。
皆さんもこんなのはどう?なんて言うのがありましたら、mailでも掲示板でもいいんで、お便り下さい。
みんなでクラブ活動しましょうよ。
そういうクラブ活動を充実させる上でも、まずしなければならないことは、足下を固めること。
つまりは、現役チームの充実です。
この度、長年の夢であった、全国高校サッカー選手権の一次リーグ突破という一つの目標を達成しました。
着実に広島城北高校サッカー部は上のステージを狙えるチームへとステップアップしてきています。
僕らが現役の頃と比べると、今の選手に悪い気もしますが、僕らの頃では到底考えられないような成績を残してきています。
素晴らしいことです。
僕自身、現在は広島城北高校サッカー部コンディショニングトレーナーという肩書きを頂いており、今の僕自身の力量からして、少々肩の荷が重い肩書きですが、その肩書きに恥じない働きができるようにこれからも日々精進していきたいと思っております。
皆様も広島城北学園の最上段に来てみて下さい。
試合会場に足をお運び下さい。
あの頃の懐かしい日々が思い出され、明日への力が湧いてくると思います。
決して過去の栄光に浸るのではありません。
あの頃の自分を振り返って、明日へのパワーを蓄える。
現役の選手たちはきっと良いものを思い出させてくれます。
2003年10月5日
広島城北高校サッカー部トレーナー
菊一 滋