ストレス?
猶崎コーチからの振りですが、ストレスについて語るとそれこそ一日中でも語ってしまいそうです。
簡単に言えばストレスとは、ストレッサーといわれる肉体的、精神的に負担を感じる状況や刺激、それらに適応しきれなくなった際の恒常性機能(ホメオスタシス)の乱れによって引き起こされる心や身体のゆがみです。
また、同じ刺激を受けてもそれがストレスとなるかどうかは恒常性機能の個人差により異なります。
猶、こんなんでいいですか?
大きくシステムが変更された今年の新人戦(リーグ)、ある程度予想はしていましたが、タフな試合が続いています。
猶崎コーチも書いてましたが、ランキングで言えば、うちより上位のチームばかりのリーグで戦っているわけですから、それも当然かもしれません。
しかし、このトップリーグでの戦いは間違いなく広島城北の強化につながっていくと思います。
とはいえ、苦戦が続けばいらいらが募るのもまた事実。
前線から最終ラインまでをコンパクトにし、プレスをかけてボールを奪ったら素早く裏へというスタイルは、現在対戦しているチームならどこでも実践しています。
狭いスペースで相手からプレッシャーをかけられる時間帯が長ければ、ミスが出てくるのもやむを得ないかもしれません。(その状況でも正確なプレーをしなきゃならないのですが)
そこで心がけたいのは(自分も含め)、ミスやトラブルに対して起こる怒りや苛立ちの感情をコントロールするってことです。
そのような感情は、プレーのパフォーマンスを低下させるのは明らかです。
もちろん、士気の下がった時や弱気になってる選手、戦えていない選手に向けた叱咤激励の声は必要です。
そこを明確にし、プレーの失敗に対して、判断のミスによるものか、スキルやフィットネス不足のせいか、あるいは積極的にトライしていないために起こったのか、こういった点を見極めて的確な声かけをし、その上で要求のレベルを上げていきたいと考えています。
もしかしたら選手にとっては、言い訳の出来ない厳しい状況になるかもしれませんが・・・。
多分こんなことは、自分が広島城北に帰ってきた時に最初に考えたことだったはずなんです。
プレーも考えも「基本に戻る」こと、Return to a basis を今年はテーマにしたいと思います。(以前もテーマにしたことがあったのですが、自分自身にとって今まさに必要と思えるので)
リレー形式ですすんでいる「最上段のつぶやき」、お忙しいとは思いますが、次はいよいよ黒瀬先生にお願いしたいと思います。(これでまた訪問者のカウンターが跳ね上がるな・・・)
2004年1月26日
広島城北高校サッカー部 コーチ
岩井 竜彦