メンバー選考
広島城北高校サッカー部は、大会の登録メンバーの選考を選手の投票で行います。
先日から始まった、総体地区予選のメンバーも選手の投票で決定しました。
その結果、三年生で一人だけメンバーに入れなかった選手がいます。
宗近敬悟
彼は高校からサッカーを始めよくここまで、がんばってきましたが、サックス&ブラックのユニホームを着て試合に出たことのない選手です。
この大会にメンバー入りできなかったということは、高校生活を通して公式戦の出場がなしということになります。
その彼が、投票の翌日から、全体練習後一人でランニングを始めました。
5000mを一人で黙々と・・・
出場できない試合に向かって・・・
自分の高校サッカーを“最上段”に刻むために・・・
試合の前日まで続きました。
他の選手は、何を感じたのでしょうか・・・
後輩たちは、何を感じたのでしょうか・・・
その宗近 敬悟が先日の試合、けがの選手に代わり、メンバー入りしました。
そして、残り12分
宗近敬悟は、ピッチに立ちました。
(このときの、浅海キャプテンの宗近を歓迎する笑顔がよかったね。)
セカンドユニホームでしたが、背中には、11番が・・・
そして、シュートも不得意の右足でしたが、もう少しでゴールしそうなシュートでした。
ナイシュー
宗近敬悟は、広島城北が忘れかけていたものを思い出してくれました。
サンキュウー・ボンバー
熱き心 燃ゆる想い
2004年4月14日
広島城北高校サッカー部 監督
宮本 誠