今回から我が広島城北高校サッカー部のスタッフの紹介をリレー方式で行います。
まず、第1回目は、私、宮本が菊一コンディショニングトレーナー(以下、CT)を紹介します。
菊一CTは、私が城北に、教員として帰ってきた時の中3でした。
小学生までは、野球少年だったようですが、中学生からサッカーを始めました。
選手としては、ファイタータイプで活動量の多いMF(ボランチ)でした。
本当に、よく走る選手でした。当時は弱くてなかなか勝てませんでしたが、彼の活動量は、今のチームでも、トップクラスだと思います。
菊一CTは高校時代から広島城北高校サッカー部のトレーナーをすることが、“夢”でした。
高校時代からしっかりと人生プランを持っていて、大学は薬学部へ行き,薬剤師の資格を取って、専門学校で鍼灸資格も取るというのが、彼のプランでした。
ほぼそのプラン通り(大学院に進学するのは最初のプランには、無かった?と思うんですが・・・)に一昨年から、コンディショニングトレーナーとして広島城北に戻ってきました。
現在では、午前中薬剤師として働き、午後からIGL医療専門学校に通い、夜は、国体女子のトレーナー、広島大河FCレディースのトレーナーをして、休みの日には、県外に講習を受けに行くなど、その学ぶ姿勢には本当に頭が下がります。(我がチームには、水・日に来てくれています。)
選手も怪我の相談は,もちろん悩みや愚痴・文句すべて彼のところへ持って行きます。
選手の身体だけでなく、心のコンディションも彼がコントロールしてくれています。(新人戦でも菊一CTの一言で最高のパフォーマンスがでた選手がいました。)
昨年の好成績もスタッフの中で、彼の貢献度(昨夏、ヘルニアの手術をした、藤田真人を11月1日の2次リーグ最終戦に間に合わすなど)が一番高いと思います。
また、菊一CTは、トレーナーの仕事だけでなく、このホームページの作成もしてくれています。
最近では、多くの学校でトレーナーがいますが、その多くは、病院などから派遣されたトレーナーだと思います。
しかし、菊一CTは、違います、彼は本校のOBで、我々の身内ですから、本音で話ができます。
トレーナーの仕事をするだけでしたら、たくさんの人がいると思います。
しかし、“我がクラブ”のトレーナーは、トレーナーとして、選手の身体と心のケア、OBとして生徒の教育・・・
ホームページの管理・・・
後輩として、先輩スタッフの雑用・・・
そして
人として努力(学ぶ)する姿勢・人間としての素直さ・・・
それが、選手にも、周りの人にも伝わります。
私もたくさんの、卒業生を出しましたが、彼は、尊敬でき信頼できる卒業生の一人です。
そんな彼と、一緒に“我々のクラブ”をより魅力のあるクラブにしていけることを誇りに思います。
次回は、菊一CTに、同級生の猶崎コーチを紹介してもらいたいと思います。
2004年5月25日
広島城北高校サッカー部 監督
宮本 誠