皆様お久しぶりです。菊一です。
久々の登場と相成った訳ですが、前回宮本先生からの紹介の中で色々とお褒めの言葉を頂いて大変恐縮する次第であります。
高校時代から人生プランを持っていたということも、言い様によってはそう捉えれますが、そうでないところが本当のところですし、学ぶ姿勢というところにも、良い様に捉えてもらっているなという感じです。
さて、今回は私、菊一が猶崎コーチを紹介するということで、まずは簡単な猶崎コーチのプロフィールをご紹介致します。
まず、私と猶崎コーチは広島城北高校サッカー部の同期であり、端から見るとどうやらこの二人、犬猿の仲の様に映っていたようです。
ところが、その二人が今では最上段グラウンドで一緒にスタッフをしているというから、人生面白いものですよね。
彼は関西の大学を卒業後、(株)安田火災海上保険(現・損保ジャパン)に就職し、3年間くらいでしたかね、バリバリのサラリーマンを経験し、その後、(株)ゼクスという何をしているのか何度聞いても理解できない会社に勤めた挙げ句、広島に帰って来て、親父の経営している(株)ナオでサラリーマンをする傍ら、広島城北高校サッカー部のコーチをしております。
私の推測では、どうやら広島に帰って来たその理由には、家業の事と奥さんの事も半分くらいはあるのでしょうが、もう半分は広島城北高校サッカー部のコーチになりたくて仕方がなかったのではないかというところがある様な気がしてなりません。
その辺りは次回の猶崎コーチの釈明を待つ事にしたいと思いますが・・・
このような経歴を持つ猶崎コーチは、いわゆる会社員という職に就いたことのない私や黒瀬顧問、宮本監督、岩井コーチなどとは一味も二味も違った感性を持ち(おそらく、こちらの完成の方が世の中では多いのかもしれないと思うのですが)、独特な見方で、独特な表現方法でサッカーを指導してくれています。
これが広島城北高校の厚みである部分でもあると思うのですが、黒瀬顧問、宮本監督という先生としての見方、岩井コーチの様な肉体派コーチとしての見方、猶崎コーチの様なサラリーマン風な見方、私の様なマニアックなサッカーの見方など、これらをいろいろ組み合わせられるという強みがあると思います。
ただ、スタッフ間の擦り合わせをしっかりしていかなければ、ともすればとんでもない方向に向かうという危うい側面も持ち合わせており、ほぼ毎月みんなで集まってミーティングなどをして方向性を確認し合ってはおります。
また、彼とは中学の頃からの付き合いなのですが、悪く言えば、要領がいい!!
これは彼の良い面でもあり、悪い面として周りから捉えられることもあります。
というのは、色々な事を要領よくやってしまうので、出来ない人間に取っては妬みになっちゃうんでしょうね。
でも本当のところ、彼は色々な事をあらかじめリサーチし、色々な状況設定をし、色々な事を考え抜いて行動し始めるから、表面に出てくるところでは要領良くやっている様に周りには映っているんではないか、そう思っています。
最初の頃は私も“要領良い奴じゃのう”と思って腹が立っていた事もありましたが、長い事付き合って来たんで分かるんですが、実はそういう事を考えてしっかり準備している奴なんだなと思い、彼を見習おうとした事もありました。
さて、そんな彼とは、今でもサッカーの事だけではなく、色々な事を相談したり助言したりし合っています。
そんな彼には、今までの様に彼のスタイルでのサッカー指導者を追求してもらいたいと思います。
それが広島城北高校サッカー部の強みの一つになり、より良いサッカークラブの発展につながるはずだと思うからです。
今の私の当面の夢は、猶崎コーチと県の決勝戦で同じベンチで選手にアドバイスを送り(もちろん、黒瀬顧問や宮本監督、黒瀬コーチも一緒ですが)、県で優勝する事です。
それはいつも猶崎コーチと話をしています。
さて、次回は猶崎コーチに、プライベートでは何かとライバルでもある岩井コーチの紹介をしてもらいたいと思います。
2004年6月4日
広島城北高校サッカー部 コンディショニングトレーナー
菊一 滋