新年明けましておめでとうございます。
初蹴りでお会いした方は、ご存知の方も多いかと思いますが、私、高山は昨年の4月から城北学園に勤めさせていただいております。
コラムを書いて欲しいと言われながらも、自分の仕事の忙しさに隠れて今まで書けずにいたのは恥ずかしい限りではありますが、ご拝読いただければ幸いです。
私も働き始めて十ヶ月目に入りましたが、まだまだ、右も左もわからず、周りの多くの方々に助けてもらっているというのが現状です。
クラブでは現在、中学校サッカー部の顧問をさせていただいておりますが、これもまだまだ何もわからず、大下 宗史先生にいろいろと教えていただきながら、少しでも力になれることがないかと模索する日々です。
私自身はまだまだ本当に力不足ではありますが、現在の城北サッカー部は、私の時代とは全く違う環境になっています。
HPをご覧の方はよくご存知の通り、中・高ともにどこに出しても恥ずかしくない成績を収めており、今の部員にとっての目標はあくまで "全国大会出場" であり、それがもう夢ではなく、現実の目標であることは、私たちの時代の "県大会出場" という目標とはステージが違うのだなと、頼もしく感じています。
しかしながら、目標とするステージは変わりましたが、"城北らしさ" というものは一つも変わっていません。
最上段のグランドで朝も、昼もボールを追いかける姿は、どの生徒も同じであり、どの時代も同じであったと思います。
だからこそ、どんなに強豪校になっても、どんなに結果が出ない苦しい時になっても、"城北らしさ" だけは失ってほしくない、それだけがまだまだ何の役にも立っていない私の贅沢な願いです。
"城北らしさ" とは何か?といわれれば、それは文字にして書けるものもあれば、感じられるものでしかないものもあれば、一人一人違うものもあると思っています。
そしてそれが常に感じられる場所、それが『最上段』だと考えています。
私自身、まだまだ未熟であり少しでも城北サッカー部の力になれるよう努めていきたいと考えております。
長々と偉そうなことを書きましたが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2006年01月10日
広島城北中学校サッカー部 コーチ
高山 英樹