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〜 最上段のつぶやき 〜

Vol 203. 宮本 誠 監督

 

 

最近読んだ本

  

 

 國學院久我山高校サッカー部を取材した本

 『サッカーで日本一 勉強で東大現役合格』

 

 

 

 

 その中から・・・

 

 

 〜校長先生のことば〜

 

 部活も一つのプログラムですから

 自分たちで選んだ部活は

 積極的に取り組んでもらいたいのです。

 

 

 人間というのは

 一人では生きていけない生き物ですから、

 部活のなかで先輩後輩といった縦のつながりや

 同期の横のつながりを上手に利用していくことが大切になります。

 

 

 部活をコーディネートするには、

 リーダージップをとらないとダメですが、

 全員が全員リーダーシップをとってしまうと、

 逆にチームはバラバラになります。

 

 

 

 

 〜李済華 総監督のことば〜

 

 『指導者ができることは、そう多くない』

 そのうちの一つは、邪魔しないこと。

 つまり子どもたちの自由な発想を邪魔しないこと。

 

 もう一つは、

 基本をしっかり教えること。

 

『この二つしかない』

 

 

 いまの日本の教育現場の先生たちは、

 『管理職的』になりすぎているのかもしれません。

 

 もっと直接的に生徒とかかわり、

 ロマンを持つべきだと思います。

 

 

 …教員や先生という職業は

 感動物語になる要素がたくさん詰まっているんです。

 

 現実はそう簡単なことではないかもしれませんが、

 自由が利くという意味では、

 今後も私立の学校には

 おもしろい先生が流れてくるかもしれませんね。

 

 

 

 

 〜筆者のことば〜

 

 頭が筋肉で身体が強いから

 企業が採用するという時は、

 とっくの昔に終わっている…

 

 

 …企業も本当に学生が持っている地頭や

 人間性を見定めて採用活動していかなければ

 生き残れない時代に突入しています。

 

 

 國學院久我山のように、

 サッカーで全国制覇、

 学業で東大現役合格をめざすことのできるような

 高いレベルの文武両道を誰もが実践する必要はない。

 

 本書で示したかったことは、

 あくまで自分なりに、

 自分のレベルに沿った『文武両道の確立』だ。

 

 

 文武両道とは、

 上位エリート層のみが実践するものではなく、

 学業とスポーツにバランスよく取り組むことで

 相互作用をもたらすものだからだ。

 

 そのためにはまず、

 文武両道の確立ができる環境を

 自ら調べて、選ぶ必要がある。

 

 言い換えれば

 『サッカー漬けの生活にならない』

  学校やチーム選びをする必要性だ。

 

 

 …FCバルセロナやレアル・マドリードといった

 世界最高のレベルのサッカークラブでも、

 下部組織の選手たちに文武両道を半ば強制する。

 

 『文が武を助け、武が文を助ける』

 本書に目を通した大人が、

 子どもや学生に対して

 『受験勉強があるから部活を辞めなさい』

 『部活(スポーツ)は勉強の妨げになる』

 といった言葉を

 安易につかわないようになる社会の到来を願いたい。

 

 

 

 みなさん、ぜひ読んでみてください。

 

 

 

 2017年06月21日       
広島城北高校サッカー部 監督
宮本 誠


 

 

 

 

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