さて、僕の近況を話してもよいのですが、正直みなさんのためになるような話があまりないので、先月参加させていただいた夏合宿で僕なりに感じた事を話したいと思います。
今回の合宿の夜のミーティングのテーマでもあった「城北サッカー部の目指すもの」の中で、自主性というものがあり、ミーティングの時にも少し話をさせてもらいましたが、もう少し掘り下げて話したいと思います。
自主性というものは普段から先生にもよく言われているし、今よく聞く言葉であると思います。
でも、口では簡単に言えるけど、本当に難しいです。
大学生になった今でもよく感じることがあります。
自分で物事を考えるのは誰にでもできる事だと思うし、考えてない人は誰一人としていない、これは間違いなくそうだと思います。
その考えをいざ実行するのが本当に難しい。
サッカーという団体競技になるともっと難しい。
これから試合に勝つための一つの集団をみんなで作り上げていかなければならないと思います。
そのチーム作りの中でこれはもっとこうした方がいいのではないか、と気がついた時、それを自分の中だけで終わらせるのではなく実際にみんなに伝えることが大事だと思います。
もちろん言ったことがすべて通るわけではないですが、それでも続けて下さい。
一つ一つすべてをみんなで話し合うことは難しいかもしれませんが、少しの人数でもいいのでやってみてください。
こういう事を積み重ねていくことによってチームが一つの方向に向かっていき、より強いものになっていくと思います。
高校サッカー部としての活動は人生の中でも特別な時間だと思います。
卒業して二年経つ今でもあの時もっとこうしておけばよかったなと多少後悔する時もあります。
みなさんは後々後悔することがないよう、全てやりきって高校サッカーを終えて欲しいと思います。
では、僕たちの代で成し遂げられなかった選手権の二次リーグ突破を果たし、先生やスタッフの方々を決勝トーナメントの舞台へ連れて行ってあげて下さい。
期待しています。
長々と偉そうにすいませんでした。
2005年09月19日
広島城北高校サッカー部 39回生
主将 高 哲郎