早慶戦レポート最終回
どうも、2年前から浅海の早慶戦レポートを勝手に書いております、浅海と同期の梅田 篤志です。
今年はレポートをOB日記に掲載して頂けると聞き、過去のOB日記のように立派な経験やメッセージを書かんといけんのじゃなかろうか?と勝手に意気込んでおりました。
しかし、そんなことを考えていると、(僕を知っている方は大方想像がつくかと思いますが)全く自分の文章が書けませんでした。
なので、例年通り試合を見て、僕が思ったことをそのまま書こうと思います。
拙い文章ですが読んで頂ければ嬉しい限りです。
今年、僕は事前にカメラマンとして取材申請をし、ピッチサイドから写真を撮りつつ、試合を見ていました。
上から全体が見渡せるスタンドではない分、試合の流れを把握しにくい部分もありましたが、今回の早慶戦は僕が見た3度の早慶戦で最もおもしろい試合でした。
昨年、一昨年と慶應のDFラインは3バックで、友峰はストッパーとして相手の2トップをマンマークで抑えることにほぼ専念し、余らせた一人がカバーリング、という守り方を取っていました。
僕にとっての早慶戦といえば「友峰VS渡辺カズマ」というガチンコ対決でもあって、チームの結果はどうであっても「友峰は渡辺に仕事をさせなかった!」などと勝手に満足感を得ていました。
しかし今年、慶應は4バックを敷いており、友峰は相手2トップをマークするだけでなく、さらにサイドのカバーリングなども行う、まさしく慶應DFの要として慶應DFを支える活躍をしていました。
チーム力としては全くの互角と言ってよかったと思います。昨年のようにタレント軍団ともいえる早稲田が攻め続け、慶應は粘り強く守ってカウンターというある程度決まった流れで試合が進むことはありませんでした。
両チームともタレントを揃えた中盤が試合を作り、自慢のストライカーが一瞬の隙も逃さずゴールを狙い続ける攻撃的なチーム同士の試合は両チームに数多くチャンスを作り、国立競技場に集まった観衆は興奮しっぱなしでした。
試合は立ち上がりからペースをつかんだ慶應が前半16分、18分とたて続けに得点し、今年こそ慶應の勝つかな?と思いましたが、その後早稲田がチャンスを確実に決めて、終わってみれば慶應2−4早稲田でした。
僕のなかで最終的にはやはり決定力が勝負を分けた印象はありましたが、選手交代でこうも流れが変わるか、と感じた試合でもありました。
前半20分の時点で2 - 0とリードされた早稲田はヴェルディの強化指定選手にもなっているキャプテンを早々に替えてサイドに足の速い選手を投入しました。
この交代が的中して、流れをつかんだ早稲田は前半に2 - 2の同点まで試合を持ち直しました。
この交代前と後の試合の劇的な変化はなかなか見物でした。
試合のMVPには4点のうち2点を取った早稲田のFW渡辺カズマが選ばれたのですが、今年の僕の勝手な自己満足の糸口はここから見つけました。
なぜ渡辺は2点を取ってMVPまで取れたか?
昨年と一昨年はほとんど試合から消えてました、シュート0だった年もあります。
僕の答えはもちろん「浅海がマンマークをやめてあげたから」です。(笑)
あながち間違っていないと思います。
ちょっと長々と書きすぎましたが、これで僕の最後の早慶戦レポートはおしまいです。
長文、駄文失礼しました。
2008年06月26日
浅海と同期 (40回生) 梅田 篤志