はじめまして。
39回生の広瀬 雄二郎です。
今回、兄の研一郎に引き続き、このOB日記の依頼を受け、大変光栄に思います。
自分は今まで、北海道大学歯学部サッカー部に5年間所属していました。
3年時に副キャプテン、4年時にはキャプテンをやらせていただきました。
所属した当初、チームは北海道学生リーグ3部 (北海道は3部までしかありません) の下から数えたほうが早い順位、全国歯科学生大会では1回戦か2回戦負けのチームでした。
その中で、「チームを変えよう!」と意気込み、幹部学年になってからは、たくさんの試みをしました。
月に一回ほどアンケートを取って、ミーティングを開いて、チームのベクトルを探り、一つにしようとしたり。
合宿をして、体育会のサッカー部のOBの方を招いて、指導してもらったり。
練習メニューに、城北でやっていた練習を積極的に取り入れたり、本を読んで新しい練習をしてみたり・・・
歯学部という学部がら、週3回の練習しかできない中で、自分なりに考えてチームを強くしようと動きました。
偉そうにいろんな事を言ったりしていたので、その分、練習や試合では、チームの誰よりも走り、いいプレーをするつもりで必死に動きました。
自分の考えに賛同してくれる人が出てくる中で、たくさんの反感が出てきました。
「もっと自由にやらせて欲しい。」「そんなに真剣にやるなら続けたくない。」
それでいて、チームの強さはあまり変化なく、結果も出てきませんでした。
辞めていく部員もいました。
自分が真剣にやっているのが、馬鹿らしくなった時がたくさんありました。
それでも、今まで続けて頂いた、引退する先輩のためにもと、どうにか気持ちを切らさないで、がんばり続けました。
すると、4年のキャプテン時、北海道学生リーグで、今までボロ負けしていたチームともいい勝負をし始めて、うちの部活でここ10年程の中で最高順位をとることができました。
そして2008年、5年になって挑んだ試合では全国歯科学生大会で29チーム中6位という過去最高順位まで行くことができました。
自分がやって来たことが、実になっていた、と感じる瞬間は多くなかったし、新しい幹部に変わったからだ。と感じていました。
が、ある先輩が
「広瀬が頑張って来たから、この結果があるんやで。」
と言ってくれた時は、思わず泣いてしまいました。
辛いことの方が多い中でも、目標に向かって真剣に取り組む。
それはとても疲れることだし、この姿勢を貫いたとしても結果が付いてこないこともあると思います。
でも、結果が付いてきたときには今までの辛かったことが、すべてこのためにあった思える瞬間が、あるのかもしれない。
そう思いました。
だから、現役の選手にも、目標に向かって真剣に取り組む姿勢を、持続してみて欲しいな。
と思っています。
今年も参加させて頂いた、2009年 初蹴り。
卒業してから毎年参加させて頂いています。
毎回帰るたびに、先生、スタッフ、現役部員のプレーや言葉から、目標に向かって取り組むための大きなエネルギーをもらって来ました。
これからも、そして200年後も城北サッカー部が、そうゆうクラブであることを願っています。
長文、失礼いたしました。
皆さん、いつか初蹴りでお会いしましょう!
2009年01月08日
39回生 広瀬 雄二郎