こんにちは。
41回生の山崎 正規です。
先日宮本先生から児玉、信広と続いた41回生のOB日記を締めてくれといわれ、卒業して1度も最上段に顔を出していない僕なんかがかいていいものか、と考えましたがせっかくの機会ですので書かせていただきます。
拙い文章ですが最後までお付き合いいただけたら幸いです。
まず僕の近況から。
僕は今慶応義塾大学理工学部の4年生です。
研究室に入っていて、みなさんも耳にしたこともあると思いますがプラズマの研究をしています。
ただまだ研究もはじまって3か月程度しかたっていないので「プラズマってなに?」と聞かれても表面的なことしかお話できません。(笑)
同級生で就活をしていたやつらもだいぶ進路が決まってきていますが、僕は大学院に進学する予定で8月の末に入試があるため今年の夏休みは休みにはならないと思われます。(泣)
そこそこ多忙な毎日を送っていますが大学生活のなかでもっとも充実して過ごせているという実感があるので苦にはなっていません。
さて、ここからは僕が大学生活4年間で感じたことを現役の選手たちに伝えたいと思います。
多少前回のOB日記でのぶが言っていたこととかぶりますが、
熱くなれることを大事にしてほしい。
僕は大学に入ってサッカーサークルに入っていたのですが、2年生の春、3年生にあがるときに引退になりました。
それからいままで1年半くらいでサッカーっていうものは、やるものから見るものへと変わってしまいました。
勉強にしても遊びにしても面白いと思うことはたくさんあるのですが、サッカーをやっていたときの熱い気持ち、試合に勝ったときのみんなで喜び合ったときのうれしさ、感動に勝るものはないと、サッカーをやめたいまになってわかるようになりました。
僕は漫画が好きで僕の価値観は漫画からきているというものが数多くあります。
その中でスラムダンクの一節から
「おやじの栄光時代はいつだよ。全日本のときか?オレは・・・オレは今なんだよ」
っていうのがあります。
なんか暑苦しい感じもしますが、「今を生きる」ってのはすごい大切なことだと思います。
人にはそれぞれあの頃はよかった、熱かった、っていう時期があると思います。
お酒の席とかで、そう言える人はやっぱり熱くなれることを大事に生きてきたってことだと僕は思っています。
現役のみなさんは今が熱くなれる時期だっていうのがわからないと思います。
現に僕が高校時代そんなことを感じていたかと言われたら答えはノーです。
ただ年をとって思い返してみると、やっぱりサッカーをやっていた時が一番熱くなっていたなと実感しています。
もうひとつ伝えたいことが
楽しいと思うことに努力を惜しまないでほしい。
また、これも漫画からなのですが、はじめの一歩から
「努力したものがすべて報われるとは限らん、しかし、成功したものは皆すべからく努力している」
というのがあります。
確かに努力した人すべてが成功するとは思いません。
でも、僕は、努力すればある程度の実力、周囲からの評価がついてくると思います。
サッカーに限らず、「オレは努力しているけど、実力も周囲からの評価が上がらない」っていう人もいるはずです。
ちょっと酷かもわかりませんが、僕から言わせてもらえればそういう人は努力がまだまだたらないのではないかと思います。
最近よく「忙しいから努力する暇がない」っていう言葉、特に「忙しい」という言葉が乱用されているように思えます。
僕は「忙しい」っていう言葉が嫌いです。
「忙しさ」ってのは、定義は人それぞれですし、他の人の物差しでは測れない部分があります。
自分の物差しで測った「忙しさ」を人に押し付けるのはエゴ以外のなにものでもないし、それに意味があるとは思えません。
なんか話が変な方向に行ってしまっていますが、僕が言いたいのは、今後皆さんも僕もサッカー以上に熱くなれるものを見つけることができるかもしれません。
その時は努力を惜しまずに時間をめいいっぱい費やしてください。
特に楽しいと思うこと、好きなことに関しては。
周囲からの評価にいたっては努力してから時間がたったのちについてくるものですし。
ただ、だからといってしなければならないことがあるのにそれを放っておいて楽しいと思うことをしてくれと言っているわけではありません。
例えばテスト前なのに楽しいと思うゲームをするとか。ま、完全に僕がそうしていたんですけど。(笑)
余談ですが、このOB日記を書いていて思ったことが、僕は自分では何事にもあまり熱くならず周りから見たらちょっと冷めた印象があると思っていたのですが、意外にも熱いことを書いてしまい、やはり僕にも最上段魂があるんだなと思いました。(笑)
それでは長くなってしまったのですが、最後までお付き合いしていただきありがとうございました。
最後になりましたが、皆さんのご健康とご活躍を、心からお祈り申し上げ僕のOB日記を締めさせていただきます。
2009年07月28日
41回生 山崎 正規