初めまして。

　47回生の岡大樹です。

 

　先日の練習に参加した際、

　宮本先生から依頼を頂いたので、

　待ちに待ったOB日記を書かせて頂きます。

 

 

 

　さて簡単に近況報告ですが、

　僕は現在、広島大学 教育学部 健康スポーツ系コースの3年生で、

　保健体育教員を目指して勉強しています。

 

　そして体育会サッカー部に所属し、

　全国大会に出場するべく日々励んでいます。

 

　昨シーズンは、

　中国リーグ4位、総理大臣杯中国予選ベスト4、

　そして天皇杯予選では準優勝と、

　全国大会にあと一歩届きませんでした。

 

　僕は昨シーズンから出場機会を頂き、

　先輩方の引退した今シーズンから、

　広島大学サッカー部の主将として

　チームを引っ張っていくことになりました。

 

 

 

　さて今回、僕がOB日記で伝えたいことは

「高校サッカーの価値」です。

 

 

　そもそも、僕がなぜ

　大学でもボールを追い続けているかというと

　高校サッカーへの未練があるからです。

 

 

　僕は城北でも主将を経験させてもらいましたが、

　全国大会へ出場することができませんでした。

 

　意を決して望んだ3年生の選手権に関しては、

　2次リーグ手前で敗退するなど不本意な結果に終わり、

　自分の力不足と

　「こんなとこで負けるはずじゃなかったのに」という

　やりきれない気持ちでいっぱいになったのを思い出します。

 

　振り返れば

　もっともっとやれたと強く思いました。

 

 

　そのもっともっとやれたはずのものを、

　僕は追いかけ続けています。

 

 

 

　みなさんにも

　高校サッカーへの思い入れがそれぞれあると思います。

 

　OBの方々、その保護者の方々なら

　高校サッカーの日々を思い出すだけで

　胸がいっぱいになるのではないでしょうか？

 

 

　僕は終わって初めて、

　最上段で仲間と過ごした日々を

　細かく思い出し、

　目頭が熱くなりました。

 

 

　雨が降ればぐちゃぐちゃのグランド、

　壁の上に登ったボールや砂の匂いのする部室と倉庫。

 

　ふかしたシュートは

　テニスコートへ落ちて走って取りに行きました。

 

　他にも些細なことで喧嘩したり、

　◯◯がサボったり、○○が記憶喪失になったり・・・

 

　きりがないほど

　愛おしい思い出を

　一生の酒のツマミにするつもりです。(まだ21歳ですが。)

 

 

　そして毎年、同じ話をして笑い、

　同じように負けた試合を全力で悔います。

 

 

 

　このように、

　思い出になったのは

　その瞬間に全力を注いだから です。

 

　喧嘩したり、ふてくされたり。

　それでもチームが勝つと嬉しくて騒いで。

 

 

　このように真っ直ぐ過ごした日々は

　もう経験できないかもしれません。

 

　それくらい、

　携わった全ての人の心が集まるものが

　高校サッカーなのではないでしょうか。

 

 

 

　僕が高校時代に聞いた話を繰り返しますが、

　現役の選手達に伝えたいことは、

　とにかく全力で

　サッカーをしてもらいたい ということです。

 

　大学生、社会人になればわかります。

　高校サッカーは本当に今しかないんです。

 

 

　そして気づいた時には、

　城北でサッカーをしたことが財産になっているはずです。

 

 

　その姿をHPで知るだけで、

　我々も元気をもらえますので、

　OB共々、現役選手達の活躍を期待しています！

 

　そして、

　宮本先生が第一球技場で宙に舞うことを祈っています！

 

 

 

　僕もラストシーズン、

　全国大会を目指して顔晴りますので

 

　みなさんも最上段魂を胸に、

　顔晴って行きましょう！

 

　長々と拙い文章でしたが

　最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

2015年02月04日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　47回生　岡 大樹