プラスαの努力･･･
初めまして
52回生の西濵 虎之介です。
OB会に参加させていただいた時に
宮本先生からOB日記の依頼を受けたので、
書かせていただきます。
僕は今、神戸学院大学でラクロスをしています。
高校時代の適当な性格の僕を知っている人からすると、
大学で体育会の部活をしているというのは
とても信じられないと思います。
そんな僕がなぜラクロス部に入ったのか、
また大学での部活を通して感じていることなどを書きたいと思います。
僕がラクロス部に入った理由ですが、
やはりそこはまだ高校時代の自分と変わらないので、
楽しそうとか、そんな理由でした。
だけど入部すると決めた時、
初めて自分で選んだ道だから、
最後まで本気でやり抜こうと決めたのです。
大学に入るまで、
「努力」という言葉が嫌いでした。
正直高校までは何も考えなくても、
ただ日々を過ごすだけでなんとでもなってしまいます。
ですから、勉強面でも部活面でも
努力をした事が全くないということはないですが、
少なかったと思います。
しかし、生まれて初めて
自分で人生を左右する決断をしました。
だからそのラクロス部では
頑張らないわけにはいかないと思いました。
けど、努力の仕方を知らなかったので、
とりあえずほぼ毎日1日10時間は練習することにしました。
そして、努力しているうちに、
関西ユースといって、
関西の僕の年代の代表に選出されました。
そこで、海外遠征という
とても貴重な経験もしました。
また、去年のリーグ戦では
2部新人王を獲得しました。
今は、ラクロス部の主将を頑張っています。
というように、
ダラダラと大学で始めたことなどについて書いてきましたが、
今までのOB日記のように
サッカー部での経験が役に立った、
というのは
先輩方の日記で十分に伝わっていると思うので、
「後悔」について伝えたいです。
僕の高校での後悔 は、
プラスαの努力が出来なかったことです。
任された仕事はきちんとやっていたし、
練習が終わったあともボールを蹴っていましたが、
それはほぼ全員がしていることでした。
当たり前のことを当たり前にできるだけではなく、
プラスαで自主練をする。
チームのために良くなると思うことを発案するなど、
なんでもあると思います。
このプラスαをたった「1」でも毎日続けたら、
1年経てば「365」になります。
結構こういう話ってありがちだけど、
実は難しいことだと思います。
だけど努力は自信に繋がるし、
「勝てたかもしれない試合」を、
「勝った試合」に変えることが出来ると思うのです。
特にこれを伝えたいのは、
トップの人でも一番下手な人でもないです。
中間の人です。
1番努力しない人は、
自分自身がそうだったからかもしれませんが、
むしろ中途半端に出来る人だと思っています。
実際、1月4日の練習に参加させてもらった時、
ほぼ試合形式だったのですが、
トップチームは休憩の時に
お互いの反省を出しあっていたけれど、
Bチームはほぼ話し合いとかも無かったです。
僕の時もトップとBチームの差は
そういう所にあったのかなと感じました。
トップからすると当たり前のことなのかもしれませんが、
Bチームにとっては反省をしっかり出すことが
プラスαの努力になると思います。
下剋上を狙う気持ちでBチームが努力すると、
競争が生まれ、結果チーム全体が活性化し強くなると思います。
人生のどこかで、
必死に努力する時は必ずあります。
その時、
１番本気でサッカーできると言われている
高校で努力しなかったことを、
後悔することになると思います。
もちろん
広島城北サッカー部で過ごしてきた日々は、
かけがえのない宝物です。
だからこそ
そのかけがえのない日々に後悔がないように、
プラスαの努力が必要であると思うのです。
「努力」をするのは自分ですが、
その環境があるのは
先生方、両親、仲間などのおかげだと思います。
その事を忘れず、
しっかりと感謝の気持ちをもって、
日々笑顔で過ごして欲しいと思います。
長々と綴ってきましたが、
これからも一人のOBとして、
広島城北サッカー部を陰ながら応援しています。
最後まで拙い文章を読んでいただき、
ありがとうございました。
2019年11月13日
広島城北高校サッカー部
52回生 西濱 虎之介
