見えない価値
はじめまして。
前回のVOL 43.今岡 紘之 君に引き続き、
宮本監督からOB日記執筆の機会を頂いた、
同じく52回生の永田周です。
ちょうど4年前に広島城北を卒業し、
毎年のように高校サッカー部の夏合宿に
参加させていただいていたのも、 今年で終わり。
この春、東京理科大学を卒業し、
某通信会社に入社することとなりました。
あっという間の4年間を、
今回OB日記という形で振り返った時、
私の中で最上段での時間がいかに大きかったかを
再確認することができました。
ここからは、
最上段で得たものについて綴ります。
私が最上段で得たものを
ひとつ挙げるとするならば、
それは、
本気で頑張った経験 です。
皆さんは
人生で胸を張って頑張ったといえる経験が
何回ありますか?
私はまだ若いからかもしれませんが、
片手で数えられるほどしかありません。
最上段は、その数少ない
本気で頑張れる場のひとつであったと、
胸を張って言えます。
突然ですが、
私たちの代は、
広島県高等学校総合体育大会において、
県ベスト4をかけた試合で
広島皆実に敗れ、引退しました。
しかし、
自然と悔しいという気持ちは生まれませんでした。
それは、
高校サッカーを本気で頑張ったからだと思います。
頑張ることって、
もちろん結果が伴えばなおいい、
というのは間違いないです。
しかし、
“結果以上に
そのプロセスにも
見えない価値が存在している“
って勝手に思っています。
だからこそ、
最後の試合で広島皆実に負け、
高校サッカーを終えたにもかかわらず、
一切の悔いも残らなかったのだと思います。
それは、同級生である52回生のほとんど、
いえ全員が感じていることだと信じています。
私は、
この頑張ったと言える経験が本物だったからこそ、
大学の勉強、
さらには就職活動も同じく
自分なりに高い水準で頑張れたと満足しています。
また、本気で頑張った集いは、
最高の仲間になれます。
卒業から4年たった今でも
遊びに行ったり、飲み食いに行ったり、
恥ずかしながら、
一緒にオンラインゲームだってします。
最上段には
素晴らしい環境がそろっています。
現役生の皆さんも、
高校サッカーを最高の青春に変えられるように、
ぜひ、本気で頑張ってください。
応援しています。
拙い文章ではありますが、
最後まで目を通していただきありがとうございました。
2021年04月01日
広島城北高校サッカー部
52回生 永田 周