“今”を大切に
はじめまして
55回生の豊岡郁也です。
この度は誉あるOB日誌を書かせていただく機会をいただき
嬉しく思います。
拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
私は4年前に城北高校を卒業して、
埼玉県にある明海大学の歯学部に入学しました。
今年の4月からは5年生となり、
本格的に勉学に勤しむ日々になると思うと少し頭が痛いです。
お恥ずかしい話ですが、私は高校生の時、ほとんど勉強もしておらず
本格的に受験勉強を始めたのも高校3年生の三学期からで、ほぼ滑り込み
入学でした。
大学生になり、試験週間は一日あたり約15時間ほど勉強することになり
とても苦労しています。
もし、現役生でこのOB日誌を読んでいる人がいれば、
しっかり勉強することをおすすめします。
勉学は自分の選択肢を広げるものにおいて最も有用なものです。
そんな前置きはさておき、
OB日誌を書くにあたりこれまでの日々振り返った時、
やはり鮮明に覚えているのは最上段や城北で過ごした日々です。
ぼこぼこでトラップがままならない地面、めちゃくちゃ声を出しながら
行った基礎練習。冬になると暗くて車のライトで照らしながら行った
ドリブル練習、 ほかにも沢山の思い出が最上段にはあります。
突然ですが、
皆さんは過去に戻りたいと思ったことはありますか?
私は最上段のことを思い出す度に思います。
私は高校3年生の選手権前に怪我してしまい、
思ったような結果を出せず悔しい思いをしました。
しかしこの22年間で最も熱く過ごせた6年間でした。
普通では出会えないような最高な仲間たちと
一つの目標に向かって顔晴れることは本当に素晴らしいことであり、
きっとこの先、本気で熱くなれる場所はなかなかないと思います。
熱く淡い思いを秘めた場所が最上段です。
そんな最上段だからこそ、初蹴りや夏合宿でも
多くのOBが帰ってきてくださります。
最上段を守り続けてくださっている
宮本先生や岩井先生、高山先生、岡重先生、米満先生などの先生方や
吉川OB会長を筆頭とするOBの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
私が現役のみんなに伝えたいことは
“今”を大切にしてほしい ということです。
これは当たり前のことではありますが、
結構難しいことです。
私がこのOB日誌を書いている2024年3月24日は今しかなく、
明日になれば過去になります。
私も実際にできているかと言われれば、
そうでないときもありますが、
過去の自分が今の自分を作り、
今の自分が未来の自分を作ると思い日々過ごしています。
これは不変の事実であり、
君(現役生)が今日の恋蹴にどう向き合うかで
試合の日に笑っているか泣いているかが決まってきます。
試合に負けた次の日は悔しくて死ぬ気で練習するけど、
その一カ月後にはその感覚も薄れて、
なんとなく練習するということがあるかもしれません。
ですが、選手権や総体で負ければ
3年生は高校でのサッカー人生は終わります。
いつかは負けてかもしれませんが、
負けないように最善を尽くすべきです。
城北には素晴らしい環境がそろっています。
是非、全てを利用して頑張ってほしいと思います。
長々と偉そうなことを書いてしまい申し訳ありません。
しかし、私は現役生のみんなに後悔の無い高校生活を
送ってほしいと思います。
広島城北健男児として、
後悔の無い、
最高な “今” を過ごしてください!
これからも益々の広島城北サッカー部の繁栄とご活躍を応援しています。
2024年04月10日
広島城北高校サッカー部
55回生 豊岡 郁也