ボンジーア!!
この間、日本の友達とスカイプで話していたら、僕が今どんな一日を送っているのか気になると聞きましたので、今回は僕の日々の生活を紹介することにします。
それにしてもすごい時代になりましたよね。
地球の反対側にいても、インターネットで普通にしかも無料でいくらでも話せるようになったんですから。
さて、このエステーヴァン村での僕のボランティアとしての仕事は、基本的に3つあります。
つい2週間前にスタディーツアーが終わり、長期ボランティアとして滞在することになって働きだしてからはまだ日が浅いのですが、今回はそれを紹介させていただきますね。
1. 平日 8〜11時:野菜の栽培
2.平日 14〜17時:木工所の手伝い
3.土曜日17〜19時:サッカー教室の手伝い
これに加えて、火曜日の18〜19時30分と土曜日の14〜15時30分に日本語教室を自主的に開いています。
この村の子の中には日本語が大好きな子が何人もいて、その子達は現在僕が滞在しているセントロ・コミュニターリオに毎日遊びに来ては、日本語の本を見ながら僕に何度も何度も質問しながら日本語を勉強していました。
そんな子たちのために何かしたいなと思い、自分にできる日本語教室を始めることにしたんです。
その様子がこちら↓
ちなみにその子たちに「どうしてそんなに日本語勉強するの?」と聞いてみると、
「日本語が好きだからだよ、それだけ!」と答えていました。
好きっていう気持ちは本当に強いです。サッカーでもなんでも。
だからこそもっと学びたいっていう好奇心も湧いてくるんでしょう。
自分の学びたいことを学べるって、本当に幸せなことですよね。
話が少しそれましたが、ここで野菜の栽培の仕事紹介に戻ります!
まずは苗づくり。
トマト、にんじん、ベテハバ、ダイアーニなど、試行錯誤しながら種を植えました。
ネギの苗はすでにあったので、それを植えました。
砂丘の奥にある腐葉土を皆で拾ってきて、それを肥料として使っています。
栽培4日目
芽が出ました!!!!
これを発見した瞬間かなり幸せな気持ちになりましたね。
大事に育てなきゃって思いました。
栽培7日目
かなり育ってきました。
無事、苗ができた子たちは、そろそろ畑に引越しです。
栽培8日目(現在)
まずは大きくなったダイアーニを畑に移植。
畑も自分で作ります。
周りを空のペットボトルでしきり、少し砂を掘ってダンボールを土の下に敷いています。
ここはかなり日差しが強く、水をあげても瞬間的に乾いてしまいます。
そこでダンボールを土の下に敷いてあげると、それに水がしみこみ、
すぐに水が蒸発するのを和らげてくれるんです。
肥料も自分で拾ってきた腐葉土です。
自然のみです!
おいしい野菜を作ってこの村の子たちに食べてもらいたいですねー。
次に、木工所の仕事紹介です。
左からホビーニョ、マリエッタ、ダイアーニ。
前までホビーニョが中心となって活動していたのですが、
現在彼はサンパウロ・モンチアズールにてこの仕事の研修に行っています。
よって今は、彼女達主体で活動中。
僕の仕事は彼女らのサポートです。
木でできた椅子や机、おぼんなど、多肢にわたる商品の注文を、
試行錯誤しながら作ったり、リフォームしたりいます。
ちなみに、写真真ん中のマリエッタが持っている椅子の表面の模様は僕が作りました!
道具はばっちりそろっています。
全てこの木工所で作りました。
かわいいですよね。
今ではだいぶ評判がついてきて、全部で10個以上の注文が入っています。
この仕事を全てこなす前に、次の注文もとっていきたいですね。
お金というものの感覚がまだ彼女たちは十分でないので、
金銭関係のサポートも行っています。
では、3つ目のサッカー教室のお手伝いの仕事紹介に移ります。
現在の写真がなかったので、1年前に同じ仕事をお手伝いさせていただいた時の写真を使わせていただきます。
元気すぎるくらい元気な年代の子どもたち。
サッカーを「教える」っていうことは、
大阪で小学生のサッカーのコーチをしていた時でさえ大変だったのに、
さらに言葉のわからないブラジルではもう・・・
「教える」ことってほんと難しいですよね。
本当に勉強が必要です。
だからこそ、「教えてもらうこと」、
更には「教えてもらえる環境があること」、
に対する感謝はこれからもずっと大切にしていきたいですね。
この写真の子どもたちが着ている服は、
僕が大阪で小学生にサッカーを教えていた時に
保護者の方々から寄付でいただいたものです。
(皆さんありがとうございました。)
大阪のサッカー少年たちの着ていた服が、
ブラジルのこんな小さな村にたくさん届きました。
人生思いもよらないことばかりです。
こんなこと、日本でサッカーのコーチしていた時全く考えもしていなかったです。
今僕がまたブラジルにいることでさえ。
だから人生って楽しいですよね。
これで、僕の仕事紹介を終わります!
この仕事以外の時間は、基本的にMAXで遊んでいます。
暑いなーって思ったら海へ。
暗くなってきたなーって思ったら砂丘の上で夕日を眺めに。
体動かしたいなーって思ったら村の男の子たちとサッカーを。
他にも歩いているだけで話しかけられる村をゆっくり散歩したり、村人とダラダラとしゃべったり、日本語教室の準備したり、もちろん洗濯、料理、掃除に洗い物もきちんとやっています。
「自由にのんびり、アクティブに」です。
最後に少し雑談を。
この前シキト(漁師:ぺスカドール)におもしろい話を聞きました。
「翔、おれたち明日漁に行くんだ。でっかい魚たくさんとってきてやるから待ってろよ。」
どうやら今回の漁はいつもと様子が違うらしく、詳細を聞いてみました。
すると、大型のジャンガーダ (8人乗り) に乗り片道6時間かけて、とあるポイントに行くとのこと。
その名も、「カナウdo 21」
そこには大きな魚が驚くほど住んでいて、漁には最高のポイントとのこと。
その分、危険度もかなり高いらしく、彼らでさえ1年に1回ほどしかそのポイントには近づかないらしい。
大きなサメもうようよしてるって言ってました。
彼らはそこで50m潜ってモリで魚を突くらしいです。
もう人間じゃないですよね。(笑)
今では、無事に帰ってきてくれて本当に安心しています。
その日、初めて漁師が疲れきった姿を見ることができました。
それも少し安心しましたね。
彼らだって同じ人間なんだなー、と。(笑)
ちなみに、サメには運よく遭遇しなかったようですがクジラと遭遇したようです。
海中で、耳が裂けるほどの大声でクジラが鳴いていたとのこと。
こんな世界、普通は考えられないですよね。
漁師と話をするときは、もう少年になった気持ちでわくわくしながら話を聞いています。
知らない世界はまだまだありそうなので、いろんな意味でまだまだこれからも探検していきたいと思います!
さてさて、つい最近また日本人ボランティアが3人到着しました。
これからどんな生活が待っているのかまたまた楽しみですね。ではまた!
チャオ!!(バイバイ)
2009年10月03日